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2016-01-04

ペツル製品の基本情報とケアやメンテナンス、保管方法について

ピッケルやアイゼン等、ペツルの製品も使用方法(製品にかかる強度や使用の頻度・環境)や持ち運び方法、保管、ケア、メンテナンスに気をつけることによって、製品の摩耗を防ぎ、より長く使うことが可能です。

製品を少しでも長くご愛用いただく為にペツルが推奨する製品メンテナンスのコツや注意点をご紹介します。

ペツル製品を長く使うための基本原則

  • 製品の手入れをしてください。
  • どこかに放置したり、地面に投げたりしないでください。
  • ペツルのウェブサイトに載っている各商品の取扱説明書を読んでください。
  • 「PPE*インスペクション」を見てください。
*PPEとは「個人用保護具」(ユーザーによって着用または運搬される装備)のことです。

PPEは3つのカテゴリに分類されます。
カテゴリ1:低い危険性、軽い機械的衝撃、太陽放射(例:眼鏡、手袋)
カテゴリ2:深刻な危険性(例:ベント機能付きヘルメット、アイゼン)
カテゴリ3:高いまたは致死的危険性(例:ハーネス、カラビナ、アイスピッケル)

ペツル製品の耐用年数

  • プラスチックや繊維製品の最大耐用年数は製造日から10年です。
  • 金属製品の耐用年数は定められていません。
  • 使い道や強度、環境によっては、たった一度使っただけでも使用不能になることがあります。(強引な使用、鋭い刃、極端な気温、化学薬品等によって)
  • 詳しくは「PPEインスペクション」を見てください。

ペツル製品の製造日

ペツルのすべてのPPE製品にはシリアルナンバーが付いています。シリアルナンバーはレーザー、彫刻、ラベル等によって示されており、次の方法で製造年を確認することができます。

最近のPPEの例:09 365 AB 1234
09 製造年
365 その年の製造日
AB その製品の検査者
1234 個別の製品番号

最も古いハーネスの例:99 289 A
99 製造年
289 その年の製造日
A その製品の検査者のコード

古いコネクタの例:05 06
05 製造月
06 製造年

持ち運び方法

  • 箱に入れて保護/保管することが望ましいです。
  • アイゼンなどの鋭い製品をバックパックに入れる際は、ヘルメット、ロープ、スリングなどを傷つけないように気をつけてください。
  • トラック、列車、飛行機、ボートで旅行する際は、極端な温度が製品の品質を低下させることがあります。例えば、直射日光に晒される車の窓の下やトランクの中の温度は80度以上になることがありますので、絶対に繊維製品やヘルメットを放置しないでください。
  • 車のトランクに製品を入れる場合は、ガソリンタンク、カーバッテリー、クリーナー(漏れるおそれあり)のそばに置かないように気をつけてください。
  • 化学製品、強い又は腐食性の薬品(酸など)に触れないように気をつけてください。

保管

  • 直射日光の当たらない風通しの良い場所で保管してください。
  • 専用の保管場所を用意してください。
  • 強い又は腐食性の薬品(酸など)に触れないように気をつけてください。
  • 湿っぽいクローゼット、バッグ、水分が入っている防水性容器など、カビが生えるような湿った場所には絶対に保管しないでください。
  • 長距離旅行では、港や空港、特に塩気の強い環境を通過する際に容器内の湿度に気をつけてください。

修理

ペツルのカタログに載っている交換部品と摩耗した部品を交換することを除き、ペツルの施設以外でペツル製品の改良や修理を行うことは禁止されています。修理をご希望の際は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

洗浄

各商品に適した方法で洗浄してください。

乾燥

  • 製品の使用後は、洗浄しない場合でもバックパックから出してください。
  • 紫外線の当たらない場所で全てのギアを自然乾燥(空気乾燥)させてください。
  • 直射日光、炭火、ラジエーターなどの熱源には近づけないでください。

メンテナンス

一般的なアマチュアスポーツで使う場合には、洗浄以外のメンテナンスは不要です。
ただし金属製品(ビレイデバイス、ディッセンダー、カラビナ、プーリー、アッセンダー、アイスピッケル、アイゼン、アイススクリュー)の場合は必要です。

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