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2016-01-04

ピッケルとアイゼンの取り扱いとメンテンナス方法



取り扱い

  • アイスピッケルとアイゼンの使用後は、乾いた布で拭いてください。
  • アイゼンを濡れたスリングと一緒に保管しないでください。



メンテナンス



アイスピッケルのピックのさび付き

  • ピックはさび止め処理をしていない高強度鋼でできています。使用後に少しさび付くことがありますが、強度や性能に影響はありません。さびは研磨スポンジでこすって取り除くことができます。アイスピッケル使用時に自然と取れることもあります。
  • 使用後に乾いた布で拭くことでさび付きを減らすことができます。オイルかシリコンのグリースを塗るとより良いでしょう。



アイスピッケルとアイゼンの研ぎ方

  • チューブソケットでネジを緩めてピックを取り外してください。
  • 高い摩擦熱はスチールの性質を変えてしまうので、手でやすりをかけてください。
  • 金属には平型やすりを使用してください。
  • スチールの性質を守るため、作業中は頻繁に冷ましてください。熱は歯の切れ味を悪くします。



クライミングに適したピッケルのブレードの研ぎ方

  • 先端の歯が摩耗して十分な引っ掛かりが無くなった場合は交換が必要です。
  • 必要な道具:万力、平型やすり、防水性潤滑油、布 ※回転砥石は使えません。

1.先端の歯の下側を整えます。

ブレードをひっくり返して万力に置きます。ピックの元々の角度に沿って優しく注意深くやすりをかけ、次にそれに垂直にやすりをかけます。削り取る金属を最小限にしてピックを長持ちさせましょう。


2.先端のエッジを復元します。

先端のエッジにやすりをかけて元々の角度を復元します。


3.先端のエッジを復元します。

鋭角にならないように斜めの面を研ぎます。中央に薄い(0.5mm)平らな部分を残します。こうすることによってピックの性能を保ちながら長持ちさせることができます。

保管前にピックに軽く潤滑油を塗り、布で削りかすを拭きます。

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