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2016-03-13

Gore-Tex(ゴアテックス)のお手入れ方法について

洗濯が必要な理由

アークテリクスのゴアテックス衣類は並外れた耐候性と透湿性を発揮するようにデザインされています。そして、日常的にケアやメンテナンスをすることによって、その性能を最適化できます。

泥、ボディオイル、日焼け止め、汗などの汚れは、DWR加工(耐久性撥水加工)の効果を減らし、性能や透湿性に影響。汚れていることによって表地に水分子が吸い込まれて濡れた状態になり、衣類の内側に結露を引き起こします。

適切に洗濯して汚れを取り除くことによって、撥水性や透湿性を回復させることが可能です。

洗濯する時期

洗濯する時期は、どのくらい頻繁に着用したのか、またはどのくらい激しく使ったのかによります。

激しいアクティビティでは10~12日。軽いアクティビティでは20~30日の使用毎のお洗濯がおすすめです。

  • 衣類が汚れている
  • 湿っぽく感じる
  • 水分を弾かずに濡れてしまう

ようになったら洗濯して乾かしてください。

洗濯方法

アークテリクスのゴアテックス商品を洗う際は、すすぎ不要の石鹸か非界面活性剤を選んでください。もしくは、ゴアテックス専用洗剤の使用をお薦めします。

アウトドア専門の様々なブランドがありますが、アークテリクスのお薦めは「グランジャーズ パフォーマンス ウォッシュ」、「ファイバーテック プロ ウォッシュ」、「リバイベックス シンセティックファブリック クリーナー」。これらのゴアテックス用洗剤は衣類に優しく、完全にすすぎ流せるように作られているのが特徴です。

洗剤が残留したままになると、撥水加工の機能低下を招きます。その為、専用洗剤を使用する際は、必ず取り扱い方法に従ってください。

通常の洗剤を使用する際は香料、着色料、光学的光沢剤、柔軟剤を避けることで衣類の機能を保つことが可能です。酵素と界面活性剤は、しっかりすすぐのであれば使用可能。通常の洗濯石鹸しかない場合は、洗剤が残らないようにしっかりと2回すすいでください。

洗濯の準備

メインジッパーとピットジッパーを閉め、ポケットのジッパーを開けます。ドローコードは全て緩めてください。

洗濯機に洗剤を入れてぬるま湯(約40度)で衣類の洗濯を開始。洗濯が終わったら、衣類を取り出し、振って、余分な水分を落としてから乾燥機に入れます。

中温設定(40度)で40~50分タンブル乾燥することで、DWR加工(耐久性撥水加工)が最も活性化します。

自然乾燥の場合は、日陰で吊り干しをしてください。

DWR加工(耐久性撥水加工)の再活性化

DWR加工(耐久性撥水加工)は、生地の表面に施されたポリマーのこと。
洗濯と乾燥をした後でさえも以前のように水分を弾かなくなったときは、DWR加工(耐久性撥水加工)を再処理する時期が来たということです。

アークテリクスは、アークテリクスの衣類に元々施されているDWR加工(耐久性撥水加工)と相性が良い技術が使用されていることから、「グランジャーズXT防水性スプレー」、「ファイバーテック ブルーガード スプレーオン」、「リバイベックス スプレーオン 撥水剤」を推奨しています。

洗濯後、濡れた衣類のすべてのジッパーを閉めてハンガーにかけ、撥水剤を表地に均等にスプレー。次に、衣類を中温設定(40度)で40~50分タンブル乾燥させてください。

尚、アークテリクスは洗濯機に投入するタイプの撥水剤はお薦めしていません。

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